こんにちは、サカです。
2024年11月が終わりました。
2021年3月より投資を本格的に始めたので、投資開始から3年と9ヶ月が経過。
2024年、今年に入ってから米国株は6月まで一本調子で上昇していましたが、7月に入りやや軟調に推移し、8月には大きく下落しました。
更に、7月頭には160円を超えていたドル円も8月末時点では144円と、円高方向に大きく進行。
米国株投資家にとっては、株安とドル安のダブルパンチを食らっていました。
僕もその一人で、実際、米国経済のハードランディングを予測、覚悟していました。
が、状況は一変。
米国の失業率が今年に入り3月から5ヶ月連続で上昇していたが、9月以降横ばいからやや低下と悪化していません。
FRBも9月中旬の0.5%利下げ以降、米経済の堅調さに自信を深めています。
8月に一時的な底値をつけた米国株は、9月以降上昇を続けています。
11月大統領選も決着し、トップ銘柄たちの大きな決算も終わり、市場は先行きの不透明感が薄まり楽観ムードです。
一旦、今年は負けることなく終えられそうです。
12月も上昇可能性の方が高く、SP500は年初来で+28%〜30%の間で締まりそうですね。(現時点+27%)
さて、短期的には楽観ムードで株式市場には大きな懸念がないように見えますが、
不安要素としては、トランプ政策の関税引き上げの影響によるインフレ促進です。
今の異常な好調を考えると止まらなくなったインフレを引き金に、米経済はリセッションもあり得ます。
また、日本と米国の金利縮小による円安が予測されるため、米国株投資家は円ベースでは資産上昇にストップがかかるかもしれませんね。
さて、11月が締まったので現在の資産総額、ポートフォリオ状況、売買履歴、配当金、12月以降の投資方針を報告します。
資産総額・ポートフォリオ
2021年投資開始からの資産推移です。
11月末時点、総資産額と資産の内訳は以下です。
11月 資産総額【3,431万円】 資産ごとの増減
11月の総資産額は、3,431万円でした。
前月の10月総資産が3,343万円だったので88万円のプラスです。
先月末に比べて、
- 米国個別株 +77万円
- 投資信託 +49万円
- 仮想通貨 +36万円
- 現金 - 53万円
11月は副業への投資を込めてPCを新調したり、家具を新調したりと大きな失費があったもの前月比ではプラスで終えることができました。
要因としては、やはり好調な米国株と、米国での仮想通貨の規制緩和への期待感が高まっているおかげでビットコインが伸びているおかげです。
米国株の伸長は短期的にはやや安心ムードでしょうか。
トランプ大統領の政策の内容によっては、インフレ加速懸念、また、ドル安懸念もあります。
なので株安の可能性がややあることと、円ベースでの資産額の伸びはあまり期待できないと思っています。
仮想通貨に関しては、半減期の年の2年後に最高値をつける傾向を鑑みると2026年ごろまでは期待が持てると思っています。
現時点で総資産の4.1%なので、余力はあまりないですが状況によっては買い増し可能性ありです。(限度を5%としています。)
ただ、日本では税制面で圧倒的に不利なので、そこまで投資を増やそうとは考えておりません。
11月 米国個別株 内訳
僕のポートフォリオは米国高配当個別株がメインで、その額は11月末時点で2,410万円弱です。
それ以外は、投資信託でS&P500、ビットコイン、金などシンプルです。
米国株個別株は基本的は評価額が均等になるように目指しています。
当面は、全銘柄の評価額が200万円以上になるようにしたいですね。
また中でも、株価の下落で割安になっている可能性のある銘柄のをピックしようと考えています。
例えば、
VZ(ベライゾンコミュニケーションズ)は利用者の5Gへ期待が低く売上上昇の余地が見受けられないのと、鉛ケーブルの問題があり解決していません。株価は過小評価されていることを信じていますが、勇気をもって少しづつ買いましてもいいいかもしれません。。
HII(ハンティントン・インガルス・インダストリーズ)は、24年3Q の決算の大きなミスを原因に株価を下げています。資材の納入遅延、労働効率の悪さを原因に前年同期比でEPSを大きく下げました。そもそも、HIIは粗利率が非常に低くフリーキャッシュフローを生み出す力が弱いのが課題です。政府お抱えで艦船建造の受注は途切れないと思いますので、売上は継続できるかと思います。資材の納入遅延、労働効率の悪さ、このあたりの改善がどう進むかで投資に前向きになれるかどうか判断していきましょうかね・・。
あとは、ABBVを新規で加えました。まだポートフォリオの中では小さいですが、ここからどんどん増やしていきます。
11月売買履歴・配当金
2021年投資開始からの配当金推移です。
11月 売買履歴
割高感は否めませんが、下落のあった銘柄を中心に購入しています。
11月前半の大統領選挙はトランプ勝利で終えました。
また11月中旬から末にかけた、注目企業の決算も乗り越え、期待感の高いムードで年末ラリーに向かっています。
テクノロジーセクターの株価は安定して上向きで、年初来で30%以上伸びているのに対して、
その裏側では生活必需品やヘルスケア、エネルギーセクターは約20%前後の伸びで、テクノロジーセクターに比較すると伸びていません。
僕のポートフォリオは今年の伸びを最大限享受できていないセクターが中心。
中には年初来でマイナスに落ち込んでいるような銘柄も一部あります。
そういった一時的に株価が落ち込んでいる不人気な優良銘柄を買っていこうと思います。
購入
11月は112万円分の投資信託・株式を購入しています。
投資信託は、
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)を10万円分購入しました。(NISA積立)
個別株は、
銘柄名 | 銘柄名 | 購入金額 |
ABBVIE INC | アッヴィ | ¥230,820 |
ALTRIA GROUP INC | アルトリア・グループ | ¥196,714 |
BRISTOL-MYERS | ブリストル・マイヤーズ・スクイブ | ¥185,985 |
HUNTINGTON | ハンティントン・インガルス・インダストリーズ | ¥203,156 |
SOUTHERN CO | サザンカンパニー | ¥193,240 |
VERIZON COMMU. | ベライゾン・コミュニケーションズ | ¥12,700 |
総計 | ¥1,022,615 |
アッヴィは以前から購入タイミングを伺っており、統合失調症薬の「エムラクリジン」が2つの臨床試験で効果を示せなかったことにより、急落。直近高値からは約20%マイナスになっていました。
アッヴィは定期的に下落があるものの、多くないのでこれを機に少ない額ですが購入しました。ここから増やしていきます。
ブリストルマイヤーズはその逆です。今年9月末に統合失調症「コベンフィ」が承認されました。かつ、10月末に発表された決算はアナリストの予想を上回ったため株価は伸びています。決算後に買い増ししています。
ハンティントンは10月末決算のミスにより、直近の高値から30%近く急落し、年初来でも26%マイナスと超不人気銘柄になっています。速報では”史上最悪の一日”と報じられてしまいました・・。
今後の決算やニュースに期待ですが、12月4日の記事によると、サウスカロライナ州を拠点とする造船用複雑金属加工専門会社W Internationalを買収し、生産力の強化に動いています。前回の決算では労働力不足による、労働効率の悪化を背景に従業員のトレーニングが当面課題と発信していたので、そこに対する対策のように見えます。
今後のニュースにも期待ですが、少しづつ改善されることを望みます。
売却
なし。
11月 配当金
11月は、3社から配当金を頂きました。
銘柄名 | 銘柄名 | 配当金(税引前)_ドル | 配当金(税引後)_ドル |
BRISTOL-MYERS | ブリストル・マイヤーズ・スクイブ | 122.4 | 95.04 |
PROCTER&GAMBLE | プロクター&ギャンブル | 68.44 | 52.23 |
VERIZON COMMU. | ベライゾン・コミュニケーションズ | 174.13 | 133.7 |
総計 | 364.97 | 280.97 |
日本円換算だと、税引前約54,000円、税引後約42,000円です。
ここ数ヶ月は4万円以上の配当金が頂けるようになってきています。
昨年11月は税引後の配当金が179.6ドル(27,000円)なので、昨年に比べて101.37ドル(15,000円)増加しています。前年比で156%です。
今年11月までの配当金の累計金額は、税引後で3,125.3ドル(469,670円)です。
前年は11月までで2,080.8ドル(312,827円)なので、今年は+156,843円、前年比150 %です。
感慨深いです。
12月以降の方針
現在の米国株は割高です。
投資の神様 ウォーレンバフェットが今年に入り米国株の売却が相次いでいます。
バフェットの資産が過去最高に達していますが、11月末時点で株式よりも債券の割合が上回ったとして、
『22年ぶりに債券投資家になった』
と言われています。
勿論、バフェットの投資行動以外にも、S&P500のPERは24倍(factset、yahoo financeでは27倍)で過去10年平均は18倍・・・。
異常な割高を示しています。
この状況下で、米国株にフルインベストメントするのは損をしているような気になってしまいますね・・・。
ただ、S&P500のEPSが同時に上昇していることを考えると、割高であるがこのまま上昇を続ける可能性もあります。。
先月から引き続き、難しい局面です。
フルインベストメントは避け、資産の一部を最低限のみ株式に変えていこうかと思います。例えば、NISAの積立と、米国株式10万円程度のみ購入などなど。
余力分は現金としてプールして、買い場を待つつもりです。
引き続き投資判断を臨機応変に変更していけるように状況を追っていきます。