
配当利回りは何%からが高配当株なの?
近年、『高配当株投資』はインデックス投資に並んで大人気の投資手法です。
特に、安定した配当金(インカムゲイン)が低リスクで得られる点で投資初心者でも挑戦される方が多いです。
では、高配当株を選ぶ際に『配当利回り』はどの程度を基準にしたら良いのでしょうか?
選定の際の注意点も含め、分かりやすく解説していきます!
本記事の内容
- 高配当株の『配当利回り』とは?
- 『配当利回り』は何%からが高配当株?
- 高配当株を選ぶ際の注意点。
- 高配当株の利回り以外にチェックする点
サカの投資歴・運用実績
- 2021年に初期投資額300万円で投資を開始。
- 1年目で1000万円達成。
- 2年目1500万円達成。
- 3年目2200万円達成。
- 24年12月資産3,700万円。
- 米国高配当個別株(75%)、投資信託(20%)、仮想通貨・金(5%以下)に投資。
- 2024年11月時点 配当金累計 559,000円(1月あたり46,583円)

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そもそも『配当利回り』とは?
『配当利回りとは?』
『配当利回り』とは、株価に対する年間でもらえる1株あたりの配当金の割合です。

カンタンに言うと、買った株の金額(株価)に対して『何%』の配当金がもらえるか?
この『何%』というのが『配当利回り』のことです。

例を見てみると分かりやすいです!一緒に確認していきましょう!
配当利回りの計算方法
例えば、下の図のように1株1000円の株を買ったとして、その1株あたりの配当金が50円だとします。
その際の配当利回りは5%となります。
株価と利回りの関係に注意
株価には日々値動きがあるので『配当利回り』も変動します。
株価が急騰すれば、『配当利回り』は下落します。
配当金が上がり、株価に変動がなければ、『配当利回り』は上昇します。
例えば、下の図のように株価が2倍にになると配当利回りは半分になります。
何%からが『高配当株』と呼ばれるのか?

結論から言うと、
『○%からが高配当株』という明確な基準はありません。
なので、一般的な目安や高配当株投資家の感覚をご紹介します!
高配当株の配当利回り目安
3%以上:やや高配当とされる
4~5%以上:高配当株と呼ばれることが多い。
6%以上:超高配当株。一見魅力的だが、『罠銘柄』の可能性あり。
一般的には以上の基準で『高配当株』かどうか判断しています。
なので、『3%以上』が高配当株と言えます!


日本株と米国株での違い
日本株と米国株とでは、『高配当株』の基準が若干違います。
- 日本株の配当利回りの平均:約2%前後 (東証プライム全体)
- 米国株の配当利回りの平均:約1.5~2.0%(S&P500)
と、平均では米国株の方が配当利回りがやや低い傾向にあります。
同じ『3%の配当利回り』でも、日本株ではやや高配当、米国株では十分に高配当であるといえます。
米国の高配当株の場合、高い配当利回りの銘柄にはより注意が必要ですね。

『高配当株』を選ぶ際の注意点
『高配当株』を選ぶ際の注意点
- 配当利回りが高すぎる銘柄には注意
- 減配・無配リスクの見分け方
- 業種ごとの特徴もチェック
『高配当株』を選ぶ際の注意点は主に3つです。
一緒に確認していきましょう!
配当利回りが高すぎる銘柄には注意
高い配当利回りは一見魅力的ですが、注意が必要です。
配当利回りは、『株価の下落』や『企業が配当金を無理して払いすぎている』場合でも高くなります。
その場合、将来的に安定した配当金を払い続けることができなくなるリスクがあります。
なので、配当利回りが高くなればなるほどに、その理由を調べた上での銘柄選定が必要になります。
減配・無配リスクの見分け方
- 売上・純利益が安定しているか?
- フリーキャッシュフローが安定しているか?
- 過去に減配・無配を発表していないか?連続配当は何年か?
売上・純利益・フリーキャッシュフローの安定度をみて、営業活動がうまくいっているかを確認しておきましょう!
過去に減配・無配がなく、連続で配当を出している実績があるかどうかも確認しましょう!
ちなみに、より詳しく知りたい方は余力があれば、以下の3つも確認されると良いです。
- 1株あたり配当金(DPS)と1株あたりのフリーキャッシュフローの比較
- 配当性向の数値
- 負債と資産の比較
業種ごとの特徴もチェック
- 公共
- 通信
- エネルギー
- タバコ
これらの事業は、継続した事業投資が少ないかつ利益が安定しやすいので、配当金を多く出す傾向にあります。

【応用】『高配当株』を選ぶ際に配当利回り以外にチェックする点
※以下は応用の内容になるため、参考までに
配当利回り以外のチェックポイント
- 配当性向
- 利益・キャッシュフローの安定性
- 過去の配当実績
- 財務健全性
『高配当株』を選ぶ際に、配当利回り以外を確認したいようであれば以上の3つを確認、比較することがオススメです。


配当性向
『配当性向』とは、純利益に対する配当金の割合のことです。
利益に対して、どのくらい余裕を持って配当金を支払っているかが分かります。
配当性向が高すぎると将来的には継続した配当支払い、増配が難しくなる可能性が高いといえます。
利益・キャッシュフローの安定性
利益、キャッシュフローが長期に渡って成長、安定しているか確認しましょう。
少なくとも10年程度の推移でみれると良いです。

『高配当株』は成熟企業であることが多いため、利益、キャッシュフローが常に右肩上がりであることは少ないと思います。
なので減少傾向だったり、急激に減少している年が無いかはチェックしたいですね。
過去の配当実績
過去の配当実績で、減配・無配の有無や連続配当、連続増配の年数も確認できると良いです。
減配・無配の履歴が無いのであれば、今後もリスクが少ないことが伺えます。
また、連続して配当を出していたり、増配をしている企業は株主還元を大切にしている企業であることが多いため、今後も安定した配当が期待できます。
財務健全性も重要
※応用の内容になるためここまで確認しなくても良いですが、余力のある方は是非!!
利益余剰金(これまでの余剰利益の積み上げ)積み上がり具合(通期の売上高、利益額に対して何倍になっているか)
短期負債が現金同等物に対して少ない状態が維持できているか。
総資産のうち、負債は何割をしめているか。(割合が高いようであれば、フリーキャッシュフロー、利益余剰金の推移も並行して確認)

ここまで確認できると安心度合いはほぼMAXです!!!
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まとめ
『何%』からが高配当株かの基準は明確に決まりはありません。
が、多くの投資家が目安として大体『3%以上』が高配当株と考えています。
ただ、『配当利回り』が高ければいいというわけではありません。
『高配当株』を選ぶ際には注意点すべきこともあります。
以下にまとめていますので、是非参考にしてください。
余裕がある方は、『配当利回り』以外も確認してから銘柄の買付を行いましょう~!
もし、分析が苦手という方であれば、当サイトの個別株分析を参考にして頂けると幸いです!
高配当株の配当利回り目安
3%以上:やや高配当とされる
4~5%以上:高配当株と呼ばれることが多い。
6%以上:超高配当株。一見魅力的だが、『罠銘柄』の可能性あり。
『高配当株』を選ぶ際の注意点
- 配当利回りが高すぎる銘柄には注意
- 減配・無配リスクの見分け方
- 業種ごとの特徴もチェック
配当利回り以外のチェックポイント
- 配当性向
- 利益・キャッシュフローの安定性
- 過去の配当実績
- 財務健全性