こんにちは、サカです。
買い増すべき株はどう判断すればいいの?
買い増しする際の注意点はある?
このような疑問を解決します。
本記事の内容
- 高配当株の買い時。
- 買い増しする株の選定基準。
- 高配当株を買い増しする際の注意点。
サカの投資歴・運用実績
- 2021年に初期投資額300万円で投資を開始。
- 1年目で1000万円達成。
- 2年目1500万円達成。
- 3年目2200万円達成。
- 24年12月資産3,700万円。
- 米国高配当個別株(75%)、投資信託(20%)、仮想通貨・金(5%以下)に投資。
- 2024年12月時点 配当金累計 559,000円(1月あたり46,583円)
高配当株投資でETFを活用するのであれば、積立投資が最適解という場合もあるので楽ですね。
一方で高配当株投資を個別株で取り組むのであれば、積立投資はおすすめしません。
個別株の場合、その業種や企業の決算、ニュースが下落要因になりうるからです。
買付のタイミングを自分で探る必要が出てくるので、少しだけ作業が必要になります。
高配当株の買い時はいつか?
買い増すべき個別株の判断ポイントや、買い増しの際の注意点について解説していきます。
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僕は米国高配当株投資で資産を増やしました。(2024年12月現在3,700万円)
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高配当株の買い時 : 3つのタイミング
高配当株の買い時: 3つのタイミング
- 株価が移動平均線(サポートライン)に接したタイミング
- 配当利回りが上昇したタイミング
- 好決算で株価が上昇したタイミング
そもそも高配当株に限らず株の買い時は、『株価が下落・急落・暴落している時』もしくは、『将来的にも上昇が期待できそうな時』です。
ですが、下落時に買い増せばお得であることは誰しも分かってはいても、下落時の買い増しは大変勇気が必要です。
いざ下落に直面すると恐怖ゆえに判断もぶれます。
なので、事前に上の3つの買い増しタイミングで待ち構えておく必要があります。
具体的には、『いくらで買いを入れるか?』を事前に考えておくことがオススメです。
ちなみに・・・
- キャピタルゲイン(株価の値上がり益)を狙える。
- 高い配当利回りを狙える。
高配当株の買い時①:株価が移動平均線(サポートライン)に接したタイミング
高配当株の買い時①
- 下値サポートライン(移動平均線)の価格まで下がったら買い時
着目すべきは移動平均線です。
移動平均線は下値を支えるサポートライン(支持線)にも、上値を押さえつけるレジスタンスライン(抵抗線)にもなります。
株価の下落が移動平均線に達すると、下落に歯止めがかかったり、逆に上昇相場でも上値を押さえつけられ、上昇に歯止めがかかります。
サポートもレジスタンスも、移動平均線の日付が長いほどに強く働く傾向があります。
なので、投資家が特に着目しているのが”200日移動平均線”です。
200日移動平均線は過去の約半年から1年間の株価傾向の軌跡になっています。(5日線は約1週間、25日線は約1か月)
下落局面で株価は、このサポートラインに達すると反発する可能性が高まるので、サポートラインに達したその価格付近が買い増しタイミングになります。
移動平均線での買い時判断の注意点
下落時に、株価が下値を支える移動平均線(サポートライン)を思い切り突き破った場合、更に大きく下落する可能性があります。(上昇時はその逆があります。)
なので、サポートラインに達したからといって即座に買いを入れると更に下がる場合もあります。
反発を確認してから買いを入れても遅くありません。
高配当株の買い時②:配当利回りが上昇したタイミング
高配当株の買い時②
- 配当利回りが目標値に達したら買い時
事前に狙っている銘柄の現在の配当利回りを確認して、
『配当利回りが〇%以上になったら買い増しをしよう!』
と配当利回りの目標値を事前に決めておくと良いです。
高配当株の買い時③:好決算で株価が上昇したタイミング
高配当株の買い時③
- 狙っている銘柄が良い決算を出して株価が上がったら買い時
良い決算をだすと、株価は短い時間で一気に上がります。
『買い遅れた・・・。また割高になっちゃうよ~・・・。』
と思うかもしれませんが、長期的にみたら上昇したその株価が割安であることが多いです。
良い決算は癖になりやすいです。
その後も健全な財務で、業績が右肩上がりになる可能性が高いので、良い決算直後の最初の株価の上昇は買い時になり得ます。
買い増しする高配当株 : 4つの選定基準
残念ながら、下落した全ての高配当株が"買い"かというとそうではありません。
中には、このターゲット(TGT)株のように下落して株価が戻るのに時間がかかっている銘柄もあります。(戻らない可能性もあります。)
少しでもこのような罠を回避するために買い増しする高配当株の選定基準を持っておくことオススメします。
買い増しする高配当株 : 3つの選定基準
- 長期で連続増配しているか?
- 良い決算を出しているか?
- 展開している事業に将来性があるか?
- 割安か?
市場が下落・暴落している時はすべての高配当株が割安であり、配当利回りが高くなります。
その中でも、本来の価値に対して割安になっている銘柄を買い増ししたいです。
つまり、市場全体の売り圧力に引っ張られて売られすぎた銘柄を見分けて買い増しできるのが理想。
高配当株にとってその判断軸になるのが、連続増配年数と決算、展開しているビジネスです。
勿論、株価が割安かどうかPER、PBRR)はチェックすべきなのでカンタンに下に説明しています。
選定基準①:長期で連続増配しているか?
長期で配当を増やし続けているかは、高配当株を買い増しする上で重要な指標です。
連続増配は、過去の大暴落時でも配当を増やすことが出来るだけの経営維持力があることの証明です。
暴落時の減配・無配は更なる売りを呼び、株価は更に下落します。
過去は未来を保証しませんが、連続増配年数は未来の大暴落でも減配・無配の可能性が低いことが期待できる指標になります。
米国株では連続増配年数25年以上の企業を配当貴族、50年以上の企業を配当王と呼びます。
※日本企業は25年以上が2社のみ(花王、SPK)。配当王はなし。
連続増配銘柄、配当貴族、配当王について知りたい方はこちらの記事がおススメです。
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選定基準②:良い決算を出しているか?
いつも良い決算を出せているかは、高配当株買い増しの重要な指標です。
投資しようとを考えている企業が直近、または連続で良い決算を出しているか確認しましょう。
決算の内容がいつも良ければ、下落時に市場の売り圧力に引っ張られて売られることはあっても、そのまま放置される可能性は低いです。
仮に大きく下げたとしても一時的で、市場が落ち着けば買い戻しが発生します。
日ごろから良い決算が出せているかは必ず確認しましょう。
決算時に最低限確認したい指標は・・・
- EPS ⇒ 1株当たりの利益のこと(純利益÷発行済株式数)。企業の収益性を示します。
- 売上高 ⇒ 本業の稼ぎのこと。
- ガイダンス ⇒ 来期以降のEPF、売上高の予測。
※EPS、売上高、ガイダンスともに、アナリスト予想を上回っていれば◎。前年同期比で事業の成長度合いも確認できます。
※ガイダンスに関しては、決算発表時に企業から上方または下方修正もあります。上方修正は好感が持たれて株価は上、下方修正はその逆です。
直近の決算状況も、もちろん重要ですが、
一回の決算データだけではなく、EPS、売上高を長期推移で見ることをオススメします。
長期で見たときに右肩上がりになっているようであれば、経営が上手くいっていることが多いので、そういう企業は下落・暴落時にも買い増し候補になります。
選定基準③:展開している事業に将来性があるか?
将来性のあるビジネスや参入障壁の高いビジネスを築けている企業に投資しましょう。
人々の生活に根付いているようなビジネスは競争優位性が高く、競合他社が容易に取って代わるようなことはできません。
こういうビジネスを展開している企業もまた、市場の下落・暴落に引っ張られて下落している場合は買い増し候補です。
企業の将来性や参入障壁の高さは、イコール”営業キャッシュフロー”の高さであり、”営業キャッシュフローマージン”に反映されます。
営業キャッシュフローとは・・・
営業活動による現金の収支。カンタンにいうと、本業の稼ぎから費用を引いたときの現金の増減を表すもの。
営業キャッシュフロー・マージンとは・・・
売上高に占める営業キャッシュフローの割合のこと。(営業CF ÷ 売上高 × 100(%))
一般的に、営業キャッシュフロー・マージンは15%以上であれば優良とされています。
この値が高い企業ほど、収益性の高いビジネスを展開出来ていることが分かります。
また営業キャッシュフロー・マージンの高さは値引き商売を必要としていない、もしくは値引きをコントロールできることを表しており、
それはイコール、展開ているビジネスが価格優位性をもっており、参入障壁が高いことを意味します。
勿論、”営業キャッシュフロー”、”営業キャッシュフロー・マージン”も推移で見て安定・増加しているかどうかを観察することをオススメします。
・マクドナルド(MCD)
(単位:百万ドル) | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 業種平均 |
売上高 | 19,207.80 | 23,222.90 | 23,182.60 | 25,493.70 | 2,841.87 |
営業CF | 6,265.20 | 9,141.50 | 7,386.70 | 9,611.90 | 445.07 |
営業CFマージン | 33% | 39% | 32% | 38% | 16% |
・コカ・コーラ(KO)
(単位:百万ドル) | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 業種平均 |
売上高 | 33,014.00 | 38,655.00 | 43,004.00 | 45,754.00 | 5,855.33 |
営業CF | 9,844.00 | 12,625.00 | 11,018.00 | 11,599.00 | 1,000.71 |
営業CFマージン | 30% | 33% | 26% | 25% | 17% |
マクドナルドもコカ・コーラも参入障壁の高いブランドを築いています。業種内での地位はそう簡単には揺るぎません
選定基準④:割安か?
当たり前のことですが、下落・暴落局面では株価の低下に伴って株式は割安になります。
株価の割安を計測するのに、よく使われるのがPER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)です。
- PER(株価収益率) = 株価 ÷ EPS(1株あたりの利益)
PERは数値が小さい方が、株の価格の割に沢山の利益を生みだしていることを意味します。
つまり、”何年で株価と同じだけの利益を生み出せそうか?”という指標です。
PERは、大体15を基準に高い低いで割安を判断します。(低い方が割安です。)
- PBR(株価純資産倍率) = 時価総額 ÷ 純資産
PBRは数値が小さい方が、株の価格の割に沢山の純資産を持っていることを意味します。
つまり、”お金としての株の価値に対して、株価がどの程度高いか?”という指標です。
PBRは、1を基準に高い低いで割安性を判断します。(低い方が割安です。)
PERは生み出す利益の側面から見た割安性をはかっているのに対し、
PBRは持っている資産の側面から見た割安性をはかっています。
PERの15倍、PBRの1倍というのはあくまで一般的な基準で、その数値は業種によっても違います。
なので、比べる場合は業種の平均や、同業種の企業と比べてみることをオススメします。
高配当株の買い増し:3つの注意点
高配当株の買い増し(3つの注意点)
- 相場の格言:落ちるナイフを拾うな。
- 相場の格言:デット・キャット・バウンス
- 効率的市場仮説
下落・暴落時を待望の買い時と思い、飛びつくとケガをする可能性があります。
下落・暴落時も落ち着いて冷静に取引ができるようにしていきましょう~!
買い増し注意点① 相場の格言:落ちてくるナイフはつかむな
Don’t catch a falling knife:『落ちてくるナイフはつかむな』
相場の格言に、『落ちてくるナイフはつかむな』というものがあります。
急落している株を焦って買い向かうことに対してのリスクを示しています。
下落・暴落時の株価の底は誰にも予測できません。
下落している株価が底につき、反発するのを待ってから買い向かっても遅くないです。
下落しているときほどのんびり、冷静に待ちましょう。
買い増し注意点② 相場の格言:デッド・キャット・バウンス
Dead cat bounce:『デッド・キャット・バウンス』
相場の格言に、『デッド・キャット・バウンス』というものがあります。
これは、株式の下落・暴落中の一時的な小回復を意味します。
下落・暴落時は、下落が止まって反発した後に、更に下落に向かうことがあり得ます。
下落自体、数日で終わることは逆に珍しく、数週間、数か月かかることもあるので、焦って買い向かうことなく、市場動向を冷静に観察しましょう。
逆に、経済が力強いにも関わらずサプライズ的に急落した相場は急反発して、すぐに持ち直すこともあります。
ですが、そういった急落の底で買えることは運です。
リスクを承知で買い向かうのか、『今回は運が味方しなかった』と見送るのかは、投資家のリスク許容度次第です。
買い増し注意点③ 効率的市場仮説
効率的市場仮説とは・・・
『株価はあらゆる情報を瞬時に織り込むので、常に株価は概ね正しい価格である。』という仮説です。
勿論、急落、暴落時に優良銘柄を買い向かうことは、お得により多くの株を買い増しできるので挑戦しましょう。
ですが効率的市場仮説によると、自分だけが割安な銘柄を見つけて、市場を出し抜くことは不可能と説かれています。
なので急落、暴落局面以外では、あまり割安価格での買いに神経質になりすぎず、
『割安か割高かの判断は市場に任せよう~!』
くらいのスタンスで、
『決算がよく、将来性がいい、営業キャッシュフローの高い優良企業株をそこそこの価格で買えたかも~!』
と考えて、長期保有に全力を注ぎましょう。
高配当株投資におすすめな証券口座(楽天証券、SBI証券、マネックス証券)
個人的に最もおすすめの証券口座は、1番目に楽天証券です。2番目にSBI証券、3番目にマネックス証券です。
この3社であれば、高配当株の品揃えも豊富で安心です。
勿論、高配当ETFへの投資にも困りません!!
僕は楽天証券をメインに使っています!
楽天証券をメインで使っている一番の理由は手数料が格安なので、無駄にお金を使用せずに済むからです。(手数料ではSBI証券も同じくらい格安)
また個人的に重要だと思うのは、サイトや口座開設の画面の見やすさです。
設定や操作が難しいと、いちいち調べたりと煩わしいですよね?
そういう手間が楽天証券であれば圧倒的に少ないです。
言わずもがなですが、皆さんご存じの楽天ポイントが『本当にいいの?』と思うくらいざくざくもらえます!
米国高配当ETFへの投資におすすめのネット証券
僕は楽天証券、SBI証券、マネックス証券全ての口座を使っていますが、個人的に楽天証券が一番使いやすいのでメインで使っています!
迷うようであれば、楽天証券にしておけば間違いはありませんよ!
まとめ
高配当株の買い時: 3つのタイミング
- 株価が移動平均線(サポートライン)に接したタイミング
- 配当利回りが上昇したタイミング
- 好決算で株価が上昇したタイミング
買い増しする高配当株 : 3つの選定基準
- 長期で連続増配しているか?
- 良い決算を出しているか?
- 展開している事業に将来性があるか?
- 割安か?(PER、PBRを知っておきましょう。)
高配当株の買い増し(3つの注意点)
- 相場の格言:落ちるナイフを拾うな。
- 相場の格言:デット・キャット・バウンス
- 効率的市場仮説
僕は楽天証券をメインに使っています!
楽天証券をメインで使っている一番の理由は手数料が格安なので、無駄にお金を使用せずに済むからです。(手数料ではSBI証券も同じくらい格安)
また個人的に重要だと思うのは、サイトや口座開設の画面の見やすさです。
設定や操作が難しいと、いちいち調べたりと煩わしいですよね?
そういう手間が楽天証券であれば圧倒的に少ないです。
言わずもがなですが、皆さんご存じの楽天ポイントが『本当にいいの?』と思うくらいざくざくもらえます!
米国高配当ETFへの投資におすすめのネット証券
僕は楽天証券、SBI証券、マネックス証券全ての口座を使っていますが、個人的に楽天証券が一番使いやすいのでメインで使っています!
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