こんにちは、サカです。
資産の最大化を目指すとなると、
"入金力を最大化するにはどうすればいいのか?"
最終的に、この疑問にぶつかります。
今の収入の中で、入金力を上げるためには"生活費の見直し"が必ず発生します。
ミニマリストのような物に依存しない生活や、極端に生活費を切り詰めるような節約を実践されている方もSNSには散見され、
平凡な収入のサラリーマンがまとまった資産を築くためには、修行僧のような生活が必要だという勘違いもあるようです。
投資は"無理なく継続すること"も、勝つために重要な条件の1つです。
かくいう僕も平凡な収入の個人投資家の一人ですが、無理な節約なしに3年半の投資で資産3,000万円に到達できました。(厳密には現在2,950万)
資産3,000万円に到達する過程の中で、お金の使い方に対しての学びがあったのでシェアをさせて頂きます。
〜この記事を読んで分かること〜
・3,000万年を貯めた生活費
・”支出の最小化”という言葉の真意
3,000万円を貯めた生活費
我が家は夫婦2人暮らし。世帯収入は月60〜70万円。生活費は、月23万円〜33万円です。
そこに14万円の家賃が乗ってくるので、毎月の支出は合計で37~47万円程度になっています。
支出が極端に少なかった月で、家賃込みの支出が30万円前後の月も年に数回あります。
月の余剰資金は大体30万円程度で、少ない時で15万円、多い時で35万円程度です。このお金をほぼ全額投資に回しています。
3年前は世帯収入が月で45万円程度で、現在から25万円ほど低いですが、生活水準は変わっておらず、支出が極端に増えたりもしていません。
投資を開始してからは、基本的に毎月20万円の余剰資金を投資に回すことを目標に取り組んできました。
支出面では、各々の価値観によるかとは思いますが、個人的には、贅沢も節約もしすぎていないバランスのとれた生活をしていると思っています。
1年に2回程度、旅行に行き。月に1〜2回の週末の外食。服や、靴などの消耗品は都度買い足しています。
旅行へ行く際もホテルや食事をケチるような貧乏旅行はしていません。外食だって、最近では1回に1万円以上かかることもあります。
消耗品は、勿論ユニクロなど安価なブランドも利用します。ただ、大人として恥ずかしくないような物は身につけるようにしていますが、1着数万円のハイブランドにはほとんど手を出しません。
投資開始から3年と半年で3000万円を達成できた要因として思いつくのは以下2つです。
① 贅沢はしないが、無理な節約もしない。
② 毎月の収支を(ざっくりでも良いので)確認をする。
① 贅沢はしないが、無理な節約もしない。
分かりやすく、食事、消耗品(衣類)で考えてみます。
毎日の食事のほとんどは自炊です。
贅沢で豪華な食事を繰り返していると、それはそれで飽きますし、カロリー、脂質が高く体調に良くないです。
実際、新卒で社会人になった頃の僕は自炊ができず外食続きでしたが、体調もメンタルも絶不調になっていきました。
たまに、”こんな味の食べ物もあるんだ!”とアトラクション気分で味わう贅沢な食事が僕には合っていました。
おしゃれは好きですが、ハイブランドはほとんど買いません。
ハイブランドの洋服は、やはりブランドネームや、有名デザイナーによるデザインによって付加価値が乗っていることが多々です。
仕事の関係も合って、服の生地には詳しい方ですが、ハイブランドのように値段が高いからと言って、極端に長持ちする、着心地がいいかというとそうではありません。
安価なブランドでも、企業努力によってハイブランドと同じ生地で洋服を作っているブランドもあります。
一点の曇りもなく、自分のしたい服装が(誰かに褒められたり認めてもらいたい訳ではなく)ハイブランドならば、それは人生の質を上げてくれるものでしょうから、優先度高く買うべきだと思います。
とはいえ僕も自分の本当に気に入った服であれば、多少値が張っても買います。
本当に気に入っていれば、大事に使い、長く着られるよう努力を惜しまないので、結果コスパが良くなります。
投資家になって、マネリテラシーが上がり、お金の価値をよく考えるようになりました。
物の値段を見て、”この商品は本当にその値段の価値はあるのか”、毎日考えて買い物をしている時期もありました。
例えば、20万円する靴があったとします。その靴は大事に使えば一生使え、そのデザインが自分の好みで生涯通して相棒になり得ます。
あなたがおしゃれに興味があるかどうかにも寄りますが、この靴を買いますか?
僕は買います。
② 毎月の収支を確認する。
毎月の収支を簡単に一括確認できる環境を作りましょう。
大層な物は必要ありません。
例えば、支払いを一枚のクレジットカードのみにし、支払い履歴が気軽に見れるようにすると良いです。
2人以上の世帯では家族カードが良いですね。
以前、僕はレシートをかき集めて家計簿をつけていましたが、現在は楽天カードアプリで支払い履歴を確認しています。
通勤時や、休日の隙間時間に、1ヶ月に一度で良いので、自身の出費の確認をされることをお勧めします。
重要なのは、
”毎月、自分が何に大体いくらお金を使っているか。”
を瞬時に頭にイメージできるかどうかです。
”家賃は14万円で、食費が6~8万円で、ガス・電気代が3万円で・・・・・・”
という自分の月々の支払いを項目別にイメージができることが理想です。
その上で支払い履歴を確認すると、今月だけ高くなっている異常値にすぐに気づけるようになります。
毎月一定の余剰資金をつくれている方であれば、その異常値の修正程度で全く問題ないと思います。
毎月、余剰資金をつくれていない方は、1度それぞれの項目の出費の値が正常かどうか1つずつ確認する必要があります。
例えば、
食費の中に、飲み会代、複数回の外食代が含まれていたり、
消耗品費の中に、数万円単位の洋服などの消耗品が含まれていたり、
このような出費は毎月ではなく、各月にしたり3ヶ月に一回など回数を減らすだけで、一気に出費が減ります。
その時も、価値を推し量るようにして自分で納得することが重要です。
例えば、
”飲み会に行ったら、帰りも遅くなるし、自分にとって必要のない会話も意外と多いし、お金がかかる上に、次の日具合がよくない”
一回、5,000円を支払う価値はあるのか?
など。
納得ができないものは、結局我慢になってしまうので習慣にならず、どこかで継続ができなくります。。
面倒ですが、一度立ち止まって、自問自答することは効率良く習慣を改善できるのでとてもお勧めです。
投資で資産を増やすための基本
資産を増やすには、
”収入を最大化し、支出を最小化し、投資利回りを最大化にする。”必要があります。
これが投資で成果を出すための基本的な考え方です。
”収入の最大化”、”支出を最小化”、”投資利回りの最大化”、この3つの要素のうち、
自身のコントロールが一番効きやすく、成果に即繋がりやすいのが”支出の最小化”です。
支出の最小化とは?
支出を最小化にすると聞くと、節約のイメージが強いですが、
ここで言う”支出の最小化”は、つまりは無駄使いについての見直しを言っているわけで、
生活費の全てを見直し、極限まで小さくしろというわけではありません。
個人的には"最小化"ではなく"最適化"だと考えています。
勿論、個人によって最適な状態は異なります。
年収300万円の方、年収500万円の方、年収700万円の方、年収1,000万円の方など、それぞれに最適があります。
収入以外には、世帯人数、年齢によっても変わってきますね。
今の生活面の最適と、自身が到達したい資産目標と目標までの期間を天秤にかけて、
今の自分にとって最適な支出を探り、突き止める必要があります。
浪費が多すぎて、貯蓄や投資に必要な余剰資金が生まれないのも最適な状態では無いでしょう。
浪費が少なすぎて、人生の楽しみを感じられないけども、貯蓄や投資によって資産が爆発的に積み上がるのも最適な状態では無いでしょう。
重要なのはバランスで、
自身が何ヶ月に何回好きなものにいくら使えたら満足できるのか?
自身が何ヶ月に何回旅行に行くことができたら幸せに感じられるのか?
などなどを探って、自己を分析し、今の自分に合った最適な生活スタイルを知ることが重要です。
そうこう考えているうちに、自分が本当に好きなものに出会えるなんてこともあるかもしれません。
それに、自分が大切だと思っていた価値観が、大したものではなかったなんてこともありえます。
かくいう僕がそうでした。
投資を通して、自分のことを深く知れるチャンスにもなります。とてもお勧めです。
生活費を最大まで切り詰める必要はあるのか?
よく貯蓄や、投資による資産形成に批判的な方々の中には、
・若いうちは(経験に)お金を使った方が良い。
・若いうちから貯蓄をするなんて人生がつまらない。
などのような意見をお持ちの方が多く、SNSでもよく見かけます。
・投資をするために無理のある節約をしなければ余剰資金を捻出できない。
そんな方であれば一理あるかもしれません。
ですが、貯蓄、投資に一生懸命になるとで、老後のために人生の20代、30代を捨てざるを得ないというのは全くの誤解です。
投資の目的をしっかりと見据えているような賢明な個人投資家の方々は、最適な浪費を楽しんでいるように見えます。
資産を増やす目的
僕の資産を増やす目的は、勿論、老後の資金を今から準備をしたいというのと、
自分の人生をより幸せに豊かにすることが目的です。資産を増やすことそのものは目的ではありません。
なので、余剰資金を出来るだけ多く捻出するために、今の生活を切り詰めるだけ切り詰めて投資をしていこうとは思っていません。
ただ、普段の生活の中でも、自分でも気付けていない無駄は多くあると思います。
そういった無駄は徹底的に排除して、投資に回した方が遥かにましなお金の使い方だと思っています。
僕は人生を豊かにすることが目的なので、今の人生も、中年の人生も老後の人生も全てが重要だと考えています。
なので、今の人生を充実させるために、今も、必要な浪費は積極的にしています。
その上で、数年後も、数十年後も夫婦で幸せであるために、今から試算して準備をしているつもりです。
もともと、老後だけ豊かとか、今だけ豊かとか、局所的な幸せを求めている訳ではないということです。
成果を出されている個人投資家の方々は皆そのように考えているように見えます。
また世の中、お金で解決できないこともありますが、その大半はお金で解決ができます。
これは資本主義の国に住んでいるからこそのメリットです。(資産を築こうと考えない方々にとってはデメリットです。)
人生には予測していないことが多く起こります。
順風満帆かと思われた仕事のキャリアだって、途中で突然途絶える可能性だってあります。(僕がそうです。)
突然、大病を患うことだってあり得ます。
昨今では子供を持つこと自体が贅沢だと言われます。子供が欲しくても、お金が必要なのです。
残念ながら、こういった突然の大きな出費は誰しもに、予想だにせず急に降りかかります。
不安を煽るつもりは全くありません。
ただ、正しい危機感を持って準備していれば、選択できる未来もあるのだと僕は信じています。
なので、僕は出来るだけ多くの選択肢を持つために資産形成をしています。
人生の目的がブレることがなければ、資産形成に成功しながらも、人生を豊かにすることも同時に成功できるんだと思います。