投資の基礎 米国株高配当株

高配当株投資を3年間続けた結果【毎月の配当金 : 5万円】

こんにちは、サカです。

投資を始めてからこれまで、NISAでの毎月の積立投資以外の余剰資金は全て米国の高配当個別株を買い付けて来ました。

投資開始から3年5ヶ月が経ち、僕の資産ポートフォリオの約7割が高配当株になっています。(約2100万円)

さて、高配当株投資は3年5ヶ月継続したら、毎月の配当金はいくら貰えるようになるのでしょうか?

また、高配当個別株の株価推移はどの程度の期待が出来るのでしょうか?

今年貰える配当金の総額見込み、高配当株の魅力についても触れながら解説しています。

~この記事を読むとわかること~

・高配当株投資を3年間継続した場合の毎月貰える配当金目安

・高配当個別株の株価推移

・高配当株投資を3年間継続した場合の年間で貰える配当金目安

・高配当株・配当金の魅力

 

3年間の配当金推移【毎月5万円の配当金】

配当金推移

グラフはドルベースです。

投資を開始した2021年からの配当金推移です。当たり前ですが、右肩上がりです。

最初にもらった配当金は2021年3月の43ドル(約6,000円)で、その年の4月なんて8ドル(約1,200円)しか貰えていません。

3年後の今年は3月に265ドル(41,000円)、4月は202ドル(31,000円)まで増やすことができています。

そしてなんと今年の6月は、税抜後365ドル(56,000円)。50,000円の大台を超えることができました。

今年の配当金推移【2024年】

2024年今年の年間配当金見込みは、最低でも税抜で3,657ドル(500,000~550,000円程度)頂ける予定です。

年間の不労所得が57万円です。ひと月辺り47,500円。

年間配当金の推移としては以下の通りで、2023年に比べて2024年は年間で+19万円です。

今後、頂ける配当金がさらに増え、再投資する額も更に増えると仮定すれば、年間配当金も雪だるま式に大きくなることが期待できます。

2021年:430ドル(66,000円)

2022年:1,618ドル(250,000円)前年+184,000円

2023年:2458ドル(380,000円)前年+130,000円

2024年:3,657ドル(570,000円)前年+190,000円

ただし今年はドル円が160円まで上がるなど、少々異例です。

ここからFRBの利下げ、日銀の利上げが絡むと、ドル円は円高方面に一段と進むことも考えられますね。

あまり過度に期待せずに継続します。

 

1年目・2年目の配当金

最初はひと月1000円〜5000円程度なので、どんな株でも1株も買うことはできませんでした。

いつになったら配当金再投資なんてできるんだ?

なんて思っていましたが、高配当株の買い付けを少しづつ進めていくと、

1株、2株と少しづつではありますが、雪だるま式に再投資できる株数も増えていきます。

配当金の額が20,000円を超えた辺りから、高配当株投資の大きなメリットの一つである、配当金での再投資が目に見えて可能になっていきました。

高配当株投資を始める前は、配当金の利回りの低さを他の投資の利回りと比べてしまうこともありましたが、

配当金を実際に頂いてみると、例え少額でも確定利益で定期的に貰えることをこの上ないメリットに感じてきます。

またインデックス投資に比べても、配当金が振り込まれると投資をしている実感・成果を感じやすく、継続できるモチベーションにもなります。

”千里の道も一歩から”なんて言いますが、まさにその通りです。

しかも、僕のような素人でも比較的簡単に挑戦できることがメリットだと思います。

個別株の株価推移

team

僕は高配当株投資をETFではなく個別株で実践しています。

現在、異なるセクターの12銘柄に分散投資してます。

高配当株は株価成長の成長率が低く、キャピタルゲインは見込めないとよく言われますが、この3年間の実際はどうだったのでしょうか?

3年間の株価推移をまとめてみました。

個別株の株価推移

比較グラフ

バックテストポートフォリオ

グラフは僕のポートフォリオとVTI(全世界株式ETF)の比較で、どちらも配当再投資した際の推移です。

僕が投資を開始した2021年からの3年間では、

サカのポートフォリオ年間リターンは10.5%

VTI(全世界株式の)の年間リターンは11.46%

ちなみに、VOO(S&P500)の年間リターンは13.05%

とトータルリターンでは負けています。

2021年から2024までは大きな景気後退のない3年間でした。

僕のポートフォリオが景気後退局面でどの程度下り幅を軽減できるかが気になります。

高配当株は大きな成長を見込めないもののディフェンシブに働く銘柄が多いです。

一時的な大きなリターンには恵まれないが、景気後退局面などの下げ相場で、

下り幅を小さくできることで安心して長期投資に取り組めることも大きなメリットだと思います。

3年という短い期間ではありますが、上のグラフでも全世界株に比べて上下の振れ幅が小さく、安定した右肩上がりに見えます。

2024年8月頭現在、丁度、米経済において景気後退局面が差し迫っているように見えます。

どんな動きを見せるか引き続き観察していきます。

年間の配当金見込み

construction

2024年今年の年間配当金見込みは、最低でも税抜で3,657ドル頂ける予定です。

ただし、8月頭現在、経済は不安定ですね。

日銀の利上げが実施され、今後も利上げの余地があることを示されていることや、

2024年9月にFRBが利下げを開始する観測があることもあり、

160円まで上昇したドル円相場も大きく引き戻しが発生し、円高の方向に大きく動きそうです。

ドル円が120円まで下げた場合、円換算での年間配当金は大体440,000円程度になります。

140円台で押し止まった場合は、円換算で500,000円程度でしょうか。

今は振れの大きい局面なので、予測を立てにくいですが冷静に相場を観察して売買を決定していきますが、

米経済がハードランディングして景気後退を迎える観測が強まれば、買い向かうのはまだ先になりますので、

今年の配当金は今以上に増えることはなく440,000~500,000円になるかと思います。

高配当株・配当金の魅力

keys

インデックス投資は、長期投資の最適解であると言われますが、究極につまらない投資です。

投資は基本的には資産を増やすが目的なので、つまらないかどうかは問題でないのかもしれませんが、

個人的には、”投資している実感”が欲しく”インデックス投資にリターンが勝るかもしれない期待感”が重要でした。

高配当株投資のおかげで、投資も仕事も高いモチベーションで取り組むことができていますし、

毎日の生活も楽しいです。

配当金の使い方は自由

配当金の使い方は個人の自由です。

再投資してもよし

使い道がなければ、毎月の余剰資金に含め、株式の購入に当てればOKです。

無料で貰ったと言っても過言ではないお金(配当金)で、更にお金を生み出す金のなる木(高配当株)を買うのです。

これには一種の快感があります。

次の配当金入金が楽しみになります。

生活費に充てるもよし

人生は時に予測していない事態が起こります。

突然の体調不良・病気、家庭の生活機器の故障、子供ができたことによる嬉しい反面の出費などなど、、

実際、妻が先日体調不良で数ヶ月間仕事を休んでいました。。

こう言ったことは、誰も予測できず、突然に発生します。

だからこそ、ある程度の現金をキープしておく必要があるのですが、

突然のあれこれが起こった際、キープしている現金に加えて、"毎月5万円の配当金"があること。

これは大きな選択肢になり、心が安定します。

"余剰資金は毎月の生活費の支払いに充てて、配当金は病院代に使おう。そうしたらいくらか余るからそれは来月の支払いに加えよう。"

そんな考え方も出来るようになります。

配当金のおかげで焦ることなく、いつもと変わらない生活を送ることができました。

直面してみて改めて配当金の有り難みを実感しました。

5万円でこの有り難みです、更に配当金が増えれば、更なる有り難みになるでしょうし、

もしかしたら、お金がなければ選ぶことの出来ない選択だって配当金のおかげで出来るようになるかもしれません。

  • この記事を書いた人

saka

2021年に初期投資額300万円で投資開始。
・1年目で1000万円達成。
・2年目1500万円達成。
・3年目2200万円達成。
・24年11月資産3,300万円。

米国高配当個別株(75%)、投資信託(20%)、仮想通貨・金(5%以下)に投資。
大手企業本部勤務での激務をExcel、ExcelVBAを駆使し爆速退勤を目指しています。
10年後の40歳FIREを目標に、投資、仕事について発信しています。

-投資の基礎, 米国株高配当株