こんにちは、サカです。
2024年8月が終わりました。
2021年3月より投資を本格的に始めたので、投資開始から3年と6ヶ月が経過。
2024年、今年に入ってから米国株は6月まで一本調子で上昇していましたが、7月に入りやや軟調に推移し、8月頭には大きく下落しました。
更に、7月頭には160円を超えていたドル円も8月末時点では144円と、円高方向に大きく進行しています。
米国株に投資をしている投資家は株価の下落と円高によってダブルパンチを喰らっています。
・米国経済を牽引してきたAI関連のハイテク株が7月〜8月の決算発表で市場の期待に反して良い決算が出せず、AIブームに終焉が見え始めていること。
・米国の失業率の上昇が今年に入り3月から5ヶ月連続で上昇し、景気後退懸念が感じられること。
・9月のFOMCで、利下げが確実視されていること。
以上を原因に株価は大きく下落し、ドル円は円高方向に進みました。
8月頭に大きく下げた株価は、月末にかけてやや反転基調を見せていますが、このまま上昇を続けるかどうかは慎重に観察しなくていけません。
さて、8月が締まったので現在の資産総額、ポートフォリオ状況、売買履歴、配当金、9月以降の投資方針を報告します。
資産総額・ポートフォリオ
8月末時点、総資産額、ポートフォリオ状況は以下です。
8月 資産総額【2,891万円】・ポートフォリオ
8月の総資産額は、2,891万円でした。
前月の7月総資産が2,938万円だったので47万円のマイナスです。
7月末に比べて米国個別株が30万円下げ、投資信託は30万円程度下げ、仮想通貨も10万円下げています。
現金は+20万円です。
僕のポートフォリオの8割以上はドル資産なので、為替の影響を大きく受けます。
若干の株安と、大きな円高進行によるダブルパンチで資産を減らしました。
先日のジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言を受け、9月FOMCでの利下げがほぼ確実になりました。
現在の株価は、既に利下げを織り込み済みかとは思いますが、利下げの開始直後には更なる円高進行があることが予測されます。
また、9月以降の会合では継続的に複数回に渡って利下げが実施されるかどうかも重要です。
円高は140円以下に進む可能性が高いです。
為替の影響で、資産の目減りは今がピークでは無いことを覚悟しながら、冷静に、今やっていることを継続していきます。
8月 ポートフォリオ内訳
市場は、今年の米国株を牽引してきたAI関連株の下落により市場全体を大きく下げています。
この状況は7月末と変わりませんが、8月に入り更に悪化。
8月末、米国株は急反転し史上最高値を試すほどの高値に戻っています。
僕のポートフォリオは、
投資信託は、S&P 500のみ(550万程度)。
米国個別株は、高配当の配当貴族銘柄への分散投資(12銘柄)(2100万程度)。
他で200~300万程度。
AI関連銘柄に直撃した下落の被害は最小限にとどまっています。
なので現在資産額に一番大きい影響が出ているのは、円高による為替要因です。
僕がメインで持っている高配当株はディフェンシブ銘柄がほとんどのため、今後の景気後退を気にしてか株価は今は安定しているように見えます。
決算においては、WMT(ウォルマート)は好決算でした。
SO(サザン・カンパニー)、HII(ハンティントン・インガルズ・インダストリーズ)は売上高、EPSは予想を上回ったものの、次の四半期のガイダンスを下方修正しました。
ポートフォリオとしては明確に分散投資を実践したいので、
構成比の低い銘柄のMO(アルトリア・グループ)、SO(サザン・カンパニー)、BMY(ブリストル・マイヤーズ・スクイブ)この辺りをタイミングを見て、買い足しを考えています。
8月売買履歴・配当金
8月 売買履歴
9月以降の相場に備えて、多少ですが売買をしています。
9月のFRBのほぼ確実な利下げ、11月の大統領選挙が待っています。
その他、8月頭に弱気相場入りしたAI関連株が軒並み回復の兆候が見られません。
市場は8月頭からの下げ相場から一変して上昇への期待が高まっているように見えますが、一部の債券市場の投資家は景気後退を織り込み始めています。
直近の好決算を受けてディフェンシブ銘柄の株価は今のところ大きな値動きはありません。
また、景気後退の備えとして安定資産である金の価格上昇も見られます。
これらを理由に、リスク資産の現金化と個別株を少しだけ買い増しました。
現金にやや余力を残し、9月以降にさらに買い増しを考えています。
購入
8月は50万円分の投資信託・株式を購入しています。
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)を10万円分購入しました。(NISA積立)
・WMT(ウォルマート)株を1,027ドル(約15万円)購入しました。
・CVX(シェブロン)株を1,022ドル(約15万円)購入しました。
・VZ(ベライゾン・コミュニケーションズ)株を684ドル(約10万円)購入しました。
売却
・iFreeNext FANG+ インデックスを全て売却しました。(約22万円)
8月 配当金
8月は、3社から配当金を頂きました。
・PG(プロクター・アンド・ギャンブル)から税引前で68.44ドル、税引後で52.23ドル。
・BMY(ブリストル・マイヤーズスクイブ)から税引前で122.4ドル、税引後で95.03ドル。
・VZ(ベライゾン・コミュニケーションズ)から税引前で159.6ドル、税引後で121.04ドル
合計で税引前350.44ドル(50,591円)、税引後268.3ドル(38,733円)でした。
ここ数ヶ月は4万円前後の配当金が頂けるようになって来ています。
昨年8月は税引後の配当金が172.59ドルなので、昨年に比べて95.71ドル増加しています。
感慨深いです。
9月以降の方針
7月末時点では、10月頃まで売買はせずに様子見を考えていました。
しかしながら8月の大きな下落とその下落からのスピード反転、AI関連株以外のディフェンシブ銘柄の株価伸長、債券市場の投資家が景気後退を織り込み始めていることを見て、多少ながら自身も準備が必要かと思いました。
今はソフトランディングとハードランディングの境目であり、その是非はまだまだ不確かです。
AIはもしかすると、ブームを短く切り上げてもう伸長が見られないかもしれません。AI自体は社会に根付き、発展を続けていくかもしれませんが、そういったことが株価に反映されるかどうかは別の話でしょう。
株価は、不安材料が無いのであれば右肩上がりでしょうが、ここまでのAI関連企業の決算を見るに、AIへ投資した資金を大きく回収できるほどにビジネス化が実現できている企業はほぼ見当たりません。
不安を孕みながら上下を繰り返し、縦に大きくは伸びないようなそんな臭いがします。
フルインベストメント期間が長かった僕にとって、現時点の現金比率はやや高く安心感があります。
9月以降も買い付け資金を抑制しながら、先行き不透明感がやや後退したことを確認してから積極的に買い増していこうと考えています。
大きなスタンスは7月から変更していません。